発汗のしくみ

体温が高くなると、体は汗を出し体温を下げようとします。

その汗を出しているのは、皮膚表面にある【汗腺】というとても小さな器官です。

汗腺は、血液の中にある水分を使い、汗を作っています。

作られた汗には、ナトリウム等のミネラルが含まれているのですが、

汗として皮膚上に出る前に、汗腺の働きでほとんどが再吸収されます。

この再吸収により、汗にはナトリウム等のミネラルはほとんど含まれていないのです。

しかし、再吸収能力にも限度があるため、大量に汗をかいた場合はナトリウム等が再吸収を免れることがあり、

そういう状態で出た汗はしょっぱい味となります。

このように分泌された汗は、蒸発する時に身体の熱を奪い体温を下げます。

つまり汗は、体の中に熱を溜め込まないようにするための、大切な冷却物質という事です。

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